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■おんたけ100参る
というわけで、この三連休は、無理をお願いしてOSJのトレラン、おんたけ100マイルに参加してきました。
土曜の未明に出発しましたが、渋滞はなかったものの、恵那のSAはかなりの混雑。7時前なのに。今年は馬籠やら妻籠観光はせず、とりあえず木曽福島へ。
受付済ませて、Mひろさんともお会いして、宿でゆっくり、してる暇なく。
補給食やらドロップバックやら準備して、お風呂入って、仮眠30分。
18時ごろには会場へ向かう。100マイルは130名くらいのエントリー、UTMFとは規模が違う。
夜8時、号砲。息子が寝てたためお見送りはないかとおもってたけど、妻の声だけは聞こえる。集団で流れてたので、姿は確認できなかったけど。
最初は舗装路。160km、みんなもちろんゆっくり。
怖いもの見たさで、前まで上がる。一人、かなりのペースで抜けていったかな。
トレイルに入って、淡々と走る。体がやたらと軽く、気持ちいいペースで走っているとだんだん前にあがってしまう。UTMFで痛い目にあってるので、100マイルをなめてるわけじゃないのですが、とりあえず行けるとこまで行ってつぶれたら、はい、それまでよ、と。
なんてしてると、くだりでトップに立ってしまう。第一CPトップだったような・・・その後のばば抜かれをみると、いちびっとるとしか思えないな。
で、下りきって登りで、一人の選手が鬼のようなスピードで駆け上がっていってさようなら。
その次の集団、3,4名だったかな、に下りはついていくものの登りでまたもや、さようなら。
しかし、霧が結構でてて、視界が悪い。スピードを上げるならもう少し明るいライトが必要だな。
スタート後3~4時間後くらいが一番、気持ち的にしんどかったかな。足は痛くなってくるし、しんどいし、あと100km以上あるし。ペースも、完走ギリじゃないかと思えてくる。家族を夜8時まで待たせるくらいなら、もうリタイアしようかなんて弱気になってくる。
いかん、いかん、そんなに簡単にあきらめる姿を息子に見せるのか。家族を言い訳に使うのか。
で、禁断のお薬を投入。痛み止め。
少しすると足の痛みは気にならなくなり、ペースが大幅アップ。現金なもので、それに伴ってやる気も大幅アップ。がんばるぜ。
登りはこれまでも、体力だけで乗り切ったけど、おんたけの砂利の下りの走り方もつかめて、下りもそこそこ走れた(と思ってるだけですが。)
それにしても、舗装路が途中でてきたんですが、それはひどいもので、それまで抜きつ抜かれつしてた方に、完全においていかれる。さらに数名に抜かれる。そして足が痛くなる。
まぁもう順位も気にせず、気にせずとは言いすぎですが、まずは人のことよりベストを尽くそう、自分のペースで最後まで、と淡々と走る。
50kmくらいまでは10km/hくらいで走れてたかな。よく覚えてないですが。
100km目前ののぼりで、沢の水で顔を洗っていると、声をかけられる。
あれ、おかぽんさんではないですか。なにしてんすか、こんな山奥で。なんて再会を懐かしみつつ、ここの延々と同じようながれた林道はしんどいですね、なんて。
少しご一緒させていただいて、先を急ぐ。
100kmで8時少し前くらいだったかな。12時間をきってるので、前回の100kmよりもタイムがいい。けど、前回は最後の激タレを考えると、前半相当飛ばしてたんだと。
100km過ぎの第3関門でドロップバックで補給。しかし、固形物は入っていかないし、ジェルも飲みたくないし。なにか食べとかないといけないし。なんとか詰め込み出発。
ここからはさすがに疲れが色濃くなってきて、登りの歩く区間が増える。下りは、それでもがんばって飛ばしましたが。○キソニンですごいな。前回と比べてばっかりだけど、ババ抜かれ区間で、今回は逆に抜いていける。
そして第4関門118km以降の登りは、ほぼ歩き。
そして最後のループ。131km地点の小エイドで、9位ですよ、と。おお、まだ一桁やん。がんばろうと思うも、気持ちに体がついてこない。
この最後のループは本当にコースディレクターを恨んだ。延々と続く登り、砂利道で歩きずらい、走ったほうがましだけど、走れる体力がない。
カーブごとにもう終わりか、もう下りか、と念じつつ、周りの感じからして、くだりに入るような雰囲気はまったく出てこず。
しかも、ちょっとループをなめてて、ザックの水がなくなる。そこらの沢の水汲めばいいや、なんて、頂上近く、沢がない。やばいよ、やばいよ。
まぁ程なく沢を発見、たっぷり水を汲めましたが。
で、元のコースにもどり後一踏ん張り。一発登って、下りきって、舗装路でおしまいだ。この下りで、前回は半身の痺れがでたんだなぁなんて感慨にふけってると、夕立。それもまた気持ちいいと感じれる余裕もあり。
舗装路にでて、ラスト3kmで妻に、メール。午後3時に間に合うか微妙な時間。キロ5分のペースなら間に合うけど、それはさすがに無理だ。
最後、ゴール前で妻子が待っててくれる。娘は寝てるか。まぁこんなのにつき合わされて、お疲れ様です。
息子を真ん中に、左に自分、右に娘をエルゴで抱っこした妻で、手をつないでゴール。
いやー疲れた。20時間か。
改めてコースマップ見ると、舗装路、林道、トレイルと色分けされてるみたいですが、このコース、トレイルないやん・・・
その後、体調を崩し、寒気、吐き気、腹痛・・・筋肉痛やらこけたケガやらマメやらはもう慣れてますが、吐き気だけは、つらかった。痛み止めの副作用か。二日たった今でも気持ち悪い。
やはり、痛み止めを飲みながら走るのは、よくないな。楽しみのために走ってるはずなのに、薬を使って無理して走るのはなんか違うな、大げさに言うと哲学的な部分で。
でも、痛みさえなければ、走れるんです、ということを一度は見せたかったんです。あいつ、遅いやん、と思われ続けたくないんです・・・ただのエゴと自意識過剰なんですが・・・
なんにしても、付き合ってくれた家族に多謝。いつもありがとう。
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1981/09/15
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